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2026年09月20日
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シリーズ大学入試 第3回 ( シリーズ大学入試 )
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シリーズ大学入試 第3回
受験方式によって、準備はどう変わる?
前回は、大学入試には大きく分けて
・一般選抜
・学校推薦型選抜
・総合型選抜
など、いくつかの受験方式があることをご紹介しました。
では、受験方式が違えば、準備の仕方も変わるのでしょうか?
答えは、「変わります」。
大学受験というと、
「高校3年生になってから本格的に始めればいい」
と思っている人もいるかもしれません。
しかし実際には、選ぶ受験方式によっては、高校1年生・2年生の過ごし方そのものが大学入試につながっていきます。
特に保護者の方には、受験方式ごとに準備を始める時期が異なることを知っておいていただきたいと思います。
今回は、受験方式ごとに「いつから」「何を準備すればよいのか」を具体的に見ていきましょう。
■ 一般選抜を考えている場合
一般選抜では、大学ごとに指定された教科・科目の学力試験が中心になります。
大学入学共通テストを利用する方式もあれば、大学独自の個別試験を受ける方式、両方を組み合わせる方式など、大学によって形はさまざまです。
高校1年生:学習習慣と基礎を固める時期
高校1年生では、まず毎日の授業を大切にし、英語・数学・国語などの基礎を固めることが重要です。
具体的には、
・授業内容をその日のうちに復習する
・英単語や漢字などを継続して覚える
・定期テスト前だけでなく、普段から学習する
・苦手な単元を放置しない
・家庭学習の時間と方法を決める
といった取り組みが必要です。
高校の学習内容は、前の単元を土台にして次の内容へ進みます。高校1年生の段階でつまずくと、高校2年生以降の学習や受験勉強にも影響します。
保護者の方は、勉強時間だけを見るのではなく、
「授業内容を理解できているか」
「提出物をきちんと出せているか」
「苦手科目をそのままにしていないか」
を確認してあげるとよいでしょう。
高校2年生:志望校と必要科目を確認する時期
高校2年生になったら、少しずつ大学や学部について調べ始めます。
この時期に確認したいのは、
・興味のある大学や学部
・大学ごとの入試科目
・大学入学共通テストの利用科目
・個別試験の科目や出題傾向
・必要な資格や検定
・現在の成績との差
です。
志望校がまだ決まっていなくても、複数の大学を比較することで、必要な科目や学力の目安が見えてきます。
また、高校2年生のうちに模試を受け、現在の学力や苦手分野を把握しておくことも大切です。
高校3年生:入試科目に合わせて実戦力を高める時期
高校3年生では、志望校の入試科目を確認したうえで、学習計画を具体化します。
春から夏にかけては、基礎の総復習と苦手分野の克服を進めます。夏以降は、過去問や実戦問題に取り組み、時間配分や解答方法を身につけていきます。
一般選抜を考えている場合は、次の流れを意識しましょう。
・高校1年生:基礎学力と学習習慣をつくる
・高校2年生:志望校と必要科目を調べる
・高校3年生前半:基礎の完成と苦手克服
・高校3年生後半:過去問演習と実戦対策
「高校3年生になってから始めればよい」と考えるのではなく、早い段階から土台をつくっておくことが合格への近道です。
■ 学校推薦型選抜を考えている場合
学校推薦型選抜では、学校の成績、いわゆる「評定」が重要になるケースがあります。
ここでぜひ知っておいてほしいのが、
大学受験は高校3年生だけの成績で決まるとは限らない
ということです。
高校1年生からの学習成績が選考材料になるケースもあります。
高校1年生:最初の定期テストから意識する時期
学校推薦型選抜を考える場合、高校1年生の最初の定期テストから取り組みが始まります。
具体的には、
・授業を集中して受ける
・定期テストの2〜3週間前から計画的に勉強する
・提出物を期限内に出す
・小テストや課題にも丁寧に取り組む
・欠席や遅刻をできるだけ減らす
・テスト後に間違いを解き直す
ことが大切です。
評定は、定期テストの点数だけでなく、授業態度や提出物なども含めて評価される場合があります。
保護者の方は、テストの点数だけで一喜一憂するのではなく、提出物や授業への取り組みも含めて確認してあげましょう。
高校2年生:評定を維持しながら志望校を調べる時期
高校2年生では、これまでの評定を確認し、希望する大学の出願条件を調べます。
確認したい項目は、
・必要な評定平均
・対象となる教科
・出願できる時期
・学校内での選考の有無
・面接や小論文の内容
・資格や検定の条件
・併願が可能かどうか
などです。
学校推薦型選抜には、大学ごとに細かな条件があります。高校によっては校内選考が行われるため、早めに担任の先生や進路指導の先生へ相談することも重要です。
高校3年生:出願条件の確認と書類・面接対策を進める時期
高校3年生では、出願条件を満たしているかを確認し、志望理由書や面接、小論文などの準備を進めます。
学校推薦型選抜を考えている場合でも、基礎学力の勉強は続けてください。推薦で合格した場合でも、入学後の学習や大学独自の課題に備える必要があります。
学校推薦型選抜に向けた準備の目安は、
・高校1年生:定期テストと学校生活を大切にする
・高校2年生:評定と出願条件を確認する
・高校3年生前半:志望校を絞り、必要書類を準備する
・高校3年生後半:面接・小論文・志望理由書を仕上げる
という流れです。
■ 総合型選抜を考えている場合
総合型選抜では、学力試験だけではなく、大学や学部との適性、学習意欲、将来の目標などを含めて評価されることがあります。
選考方法も大学によってさまざまで、
・志望理由書
・面接
・小論文
・プレゼンテーション
・活動実績
・資格や検定
・基礎学力試験
などが用いられるケースがあります。
高校1年生:興味や経験を広げる時期
高校1年生では、すぐに志望理由書を書く必要はありません。
まずは、
・興味のある分野を調べる
・部活動や学校行事に取り組む
・資格や検定に挑戦する
・職業や社会の課題について調べる
・大学の学部や学科を知る
といった経験を積むことが大切です。
総合型選抜では、活動の数だけが評価されるわけではありません。何に関心を持ち、どのように考え、どんな行動をしたのかが重要です。
保護者の方は、結果だけでなく、
「なぜその活動に興味を持ったのか」
「活動を通して何を学んだのか」
「将来にどうつながりそうか」
をお子さまと話してみるとよいでしょう。
高校2年生:経験を整理し、志望分野を深める時期
高校2年生では、これまでの経験を振り返り、自分の興味や将来の方向性を少しずつ整理します。
具体的には、
・活動内容を記録する
・取得した資格や検定を整理する
・興味のある大学の入試内容を調べる
・大学の説明会やオープンキャンパスに参加する
・志望分野に関する本やニュースを読む
・小論文やプレゼンテーションの練習を始める
といった行動が有効です。
この時期に大学や学部を実際に見ておくと、「なぜその大学で学びたいのか」を考えやすくなります。
高校3年生:出願書類と選考対策を仕上げる時期
高校3年生では、志望理由書や活動報告書などの出願書類を作成し、面接や小論文、プレゼンテーションの練習を行います。
総合型選抜は、一般的に学校推薦型選抜より早い時期から出願が始まる場合があります。志望校の募集要項を早めに確認し、必要書類や締切を把握しておきましょう。
総合型選抜に向けた準備の目安は、
・高校1年生:興味や経験を広げる
・高校2年生:経験を記録し、志望分野を深める
・高校3年生前半:志望理由や活動内容を整理する
・高校3年生後半:書類・面接・小論文などを仕上げる
という流れです。
■ 受験方式は一つに決めなくてもいい
大学受験では、
「推薦を受けるから一般選抜の勉強はしなくていい」
とは限りません。
学校推薦型選抜や総合型選抜に挑戦しながら、一般選抜も視野に入れて勉強を続ける生徒さんもたくさんいます。
むしろ、
複数の受験方法を考えられる状態を作っておくこと
が、大学受験では大きな安心につながります。
そのためにも、高校1・2年生の段階では、
・定期テストをしっかり頑張る
・英語や数学などの基礎学力をつける
・検定にも挑戦する
・自分の興味のある大学や学部について調べる
・学校生活や活動の記録を残す
といったことを少しずつ積み重ねていくことが大切です。
保護者の方も、早い段階で受験方式を一つに決めさせるのではなく、
「どの方式でも対応できる力をつける」
という視点でサポートしてあげてください。
■ 「まだ決まっていない」でも大丈夫
高校1年生・2年生で、
「行きたい大学がまだ決まっていない」
というのは、決して珍しいことではありません。
むしろ今の段階では、
「どんな大学があるんだろう?」
「自分は何に興味があるんだろう?」
「どんな仕事をしてみたいんだろう?」
と考えるところからスタートして大丈夫です。
ただし、
まだ決まっていないから、何もしなくていい
ではありません。
志望校が決まっていない時期だからこそ、
・学校の成績を安定させる
・英語や数学の基礎を固める
・苦手科目を放置しない
・大学や学部を調べる
・資格や検定に挑戦する
・学校行事や部活動に取り組む
といった準備を始めておくことが大切です。
将来、行きたい大学が見つかったときに、
「この大学を受けたい!」
と挑戦できるようにしておくこと。
そのために今できることが、毎日の勉強と高校生活です。
■ 大学受験も「日々の積み重ね」
一般選抜でも、学校推薦型選抜でも、総合型選抜でも、共通していることがあります。
それは、
高校生活の積み重ねが大切だということ。
受験方式は違っても、突然数週間で大学受験の準備が完成するわけではありません。
毎日の授業。
定期テスト。
提出物。
資格・検定。
部活動や学校行事。
大学や学部について調べる時間。
そして受験に必要な教科の勉強。
こうした日々の積み重ねが、少しずつ将来の選択肢を広げていきます。
保護者の方には、受験直前だけでなく、高校1年生・2年生の段階からお子さまの学習状況や進路について話す機会を持っていただきたいと思います。
ただし、保護者の方がすべてを管理する必要はありません。
「今週は何を勉強する?」
「定期テストに向けて、どの教科を優先する?」
「気になる大学は見つかった?」
といった声かけを通して、お子さま自身が考えて行動できるように支えていくことが大切です。
ITTO個別指導学院では、高校生・大学受験にも対応しています。
学校の定期テスト対策から苦手科目の克服、大学受験に向けた学習、志望校選びや受験方式の整理まで、一人ひとりの目標や現在の学力に合わせてサポートしていきます。
「大学受験を考えたいけれど、何から始めればいいかわからない」
「推薦と一般選抜、どちらを考えればいい?」
「今の成績から何を優先して勉強したらいい?」
「保護者として、どの時期に何を確認すればいい?」
そんな高校生の皆さん、保護者の皆さまも、ぜひお気軽にご相談ください。
大学受験は、高校3年生になって突然始まるものではありません。
受験方式に応じて、早くから準備できることがあります。
今の一歩が、数年後の選択肢につながっていきます。
次回の大学入試シリーズもお楽しみに!
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